【第2話】名古屋市の「児発(児童発達支援)」とは?未就学児を対象とする療育ビジネスの基本
名古屋市内で障害児通所支援事業を検討する際、放課後等デイサービス(放デイ)と並んで重要なのが児童発達支援(児発)です。
今回は、未就学のお子さまを対象とした「児発」の事業概要や対象年齢、サービスの特徴について分かりやすく解説します。
1. 児童発達支援(児発)とは?
児童発達支援(児発)とは、児童福祉法に基づき、発達に心配のある未就学のお子さまとそのご家族を支援するための通所型療育サービスです。
日常生活における基本的な動作の指導や、知識技能の付与、集団生活への適応訓練などを通じて、子どもの健やかな発達を促す役割を担っています。
💡 児発の主な目的
早期発見・早期療育を実現し、小学校入学に向けた「基本的な生活習慣の自立」や「集団行動の基礎作り」をサポートすること。
2. 対象年齢と利用者の要件
児発を利用できる対象は、原則として0歳から小学校入学前の未就学児です。
| 項目 | 条件・詳細 |
| 対象年齢 | 0歳 〜 6歳(未就学の児童) |
| 主な対象児 | 発達障害(ASD、ADHD、LD等)、身体障害、知的障害のある子、または療育が必要と認められた子 |
| 受給者証 | 放デイ同様、各区役所(民生子ども課)から交付される受給者証が必要 |
幼児教育・保育の無償化について
2019年10月からスタートした「幼児教育・保育の無償化」により、満3歳になってから最初の4月1日から小学校就学までの3年間は、児発の利用料が無償(無料)となります。保護者様にとって利用のハードルが低い点も児発の特徴です。
3. 児発のサービス提供スタイル
児童発達支援の提供方法には、大きく分けて2つのスタイルがあります。
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① 児童発達支援センター: 地域の発達支援の核となる総合的な施設(医療的ケアや相談支援機能も備える)
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② 児童発達支援事業所(単独型): 民間事業者が参入しやすい小規模〜中規模の事業所(特定の療育プログラムに特化することも多い)
1日のスケジュールの特徴
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平日午前中: 未就学児(特に1〜3歳児)を中心に、親子通所や個別療育を実施
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平日午後: 幼稚園や保育園が終わった後の夕方(4〜6歳児)に集団療育を実施
4. 名古屋市で児発を開業するメリット
名古屋市内で児発を開設することには、事業者側にも大きなメリットがあります。
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早期療育ニーズの高さ: 発達障害に対する認知が高まり、未就学児からの療育を希望する保護者が増えています。
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放デイへのスムーズな移行: 児発から利用しているお子さまが小学校へ上がるタイミングで、自社の放デイ(併設型など)へ継続利用してもらえる強みがあります。
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物件の選定ハードルが放デイと異なる: 未就学児対象のため、送迎車両の駐車スペースや設備基準において放デイとは異なる視点での物件選定(バリアフリーや安全配慮)が必要となります。
まとめ:児発の基本を押さえたら次は「放デイとの併設」へ
児発は、お子さまの成長の土台を作る非常にやりがいのある事業です。
しかし、単体での運営だけでなく、放デイと組み合わせた「多機能型(併設)」にすることで、経営の安定化や長期的な児童支援が可能になります。

