外壁調査②全面打診調査(特定建築物定期調査)
前回の続きです。特定建築物定期調査の外壁調査の話でした。本日は調査方法についてお話したいと思います。主に次の方法が主流です。①足場を立てての全面打診・②ゴンドラ等を使っての全面打診・③赤外線カメラを使用した調査です。③の赤外線は浮きなどがあった場合、当該箇所に空気層ができて躯体に熱が伝わりにくくなります。カメラではその他部分より高温で示されます。調査の信頼性・確実性を考えれば①>②>③です。最近では経済的な側面から赤外線の調査も増えております。私の経験ですが、赤外線調査は酷暑日には向かない方法だと思います。あまりに暑い日で日当たりの良い箇所だと温度に差異があまり生じないからです。いずれにせよ、調査方法については依頼者と綿密に検討し決定する必要があります。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- お知らせ2020.11.24外壁調査②全面打診調査(特定建築物定期調査)
- お知らせ2020.11.21外壁調査①(特定建築物定期調査)
- お知らせ2020.11.06防火設備定期検査(防火扉・危害防止装置とは)
- お知らせ2020.11.01久々野の夜